キャバクラやクラブ、ホストなど夜職で働く方にとって、歯の見た目は収入に直結する重要な要素です。歯を失ってしまった場合、インプラント治療を検討する方も多いでしょう。しかし「インプラントはやめた方がいい」「やらなきゃよかった」という声を聞くと、不安になるのも当然です。
本記事では、夜職で働く方がインプラント治療を受ける際に知っておくべきリスクや注意点、後悔しないための医院選びのポイントを詳しく解説します。治療を決断する前に、ぜひ最後までご覧ください。
「仕事への影響が不安…」という方もご安心ください
博多ステラ歯科・矯正歯科クリニックでは、夜職の方など人前に出るお仕事をされている患者様のために、ダウンタイムや見た目に配慮した治療計画をご提案いたします。「なるべく腫れない方法がいい」「仕事のスケジュールに合わせて治療したい」など、まずは無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。
インプラントを検討する前に知っておきたい基礎知識

インプラントは、歯を失った部分の顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。入れ歯やブリッジと異なり、自分の歯のように噛めて見た目も自然なため、接客業の方を中心に、営業職など人と会う機会が多い方から支持されています。
しかし、外科手術を伴う治療であるため、誰でも気軽に受けられるわけではありません。特に夜職で働く方は、勤務時間帯や生活習慣、接客への影響など、昼職の方とは異なる観点から検討する必要があるでしょう。
インプラント治療の基本的な流れ
インプラント治療は一般的に以下のステップで進みます。
カウンセリングと検査では、口腔内の状態を確認し、CT撮影などで顎の骨の量や質を調べます。治療計画が決まったら、局所麻酔下で顎の骨にインプラント体を埋入する手術を行います。埋入後は骨とインプラントが結合するまで3〜6か月ほど待機期間を設け、その後アバットメント(連結部分)と人工歯を装着して治療完了となります。
全体の治療期間は4か月〜1年程度が目安ですが、骨造成が必要なケースではさらに長引くこともあります。
インプラントにかかる費用の相場
インプラント1本あたりの費用は、30万円〜50万円程度が一般的な相場です。使用するインプラントメーカーや医院の技術料、地域によっても差が生じます。
ストローマンやノーベルバイオケアなど世界的に信頼されているメーカーのインプラントは品質が高い反面、費用も高額になる傾向があります。一方で、低価格を売りにしているクリニックでは、ネオデントなど比較的新しいメーカーの製品を使用しているケースもあるでしょう。
夜職で収入が安定しない時期がある方は、デンタルローンや医療費控除の活用も視野に入れておくと良いかもしれません。
夜職でインプラントを「やめた方がいい」と言われる理由

ネット上では「インプラントはやめた方がいい」「やらなきゃよかった」という声も少なくありません。夜職で働く方が特に気をつけるべきリスクについて見ていきましょう。
手術後のダウンタイムが仕事に影響する
インプラント手術後は、腫れや痛み、内出血が生じることがあります。個人差はありますが、腫れのピークは術後2〜3日目で、完全に引くまで1週間程度かかるケースもあります。
接客業では笑顔が重要なため、顔の腫れや痛みによる表情の硬さは、売上や指名に直接響く可能性があります。手術のタイミングは連休前や閑散期に合わせるなど、スケジュール調整が欠かせないでしょう。
喫煙習慣がインプラントの成功率を下げる
夜職では喫煙者の割合が高い傾向にありますが、喫煙はインプラント治療の大敵です。タバコに含まれるニコチンが血管を収縮させ、血流を悪化させることで、インプラントと骨の結合を阻害します。
研究によると、喫煙者のインプラント失敗率は非喫煙者の2〜3倍とも言われています。禁煙できない場合、インプラント以外の治療法を勧められることも少なくありません。
アルコールの過剰摂取も治癒を妨げる
お客様と一緒にお酒を飲む機会が多い夜職では、アルコールの影響も無視できません。手術後の飲酒は出血リスクを高め、傷の治りを遅らせます。
術後1週間程度は飲酒を控えるよう指示されるのが一般的ですが、仕事柄それが難しい方もいるでしょう。担当医と相談のうえ、治療のタイミングを慎重に決める必要があります。
不規則な生活習慣が免疫力を低下させる
夜勤中心の生活は、どうしても睡眠リズムが乱れがちです。睡眠不足や不規則な食事は免疫力の低下を招き、術後の感染リスクを高めたり、インプラント周囲炎を起こしやすくなったりする要因となります。
インプラント治療を成功させるためには、手術前後の体調管理が非常に重要です。
インプラントで後悔する人に共通するパターン

「インプラントをやらなきゃよかった」と後悔する方には、いくつかの共通点があります。同様のトラブルを防ぐためにも、事前に把握しておきましょう。
安さだけで医院を選んでしまった
インプラント1本10万円台など、相場より大幅に安い価格を打ち出しているクリニックには注意が必要です。安さの理由が、使用するインプラントの品質なのか、医師の経験不足なのか、アフターフォローの省略なのかを見極めなければなりません。
格安インプラントの中には、聞いたことのないメーカーの製品を使用していたり、必要な検査を省いていたりするケースもあります。結果として再治療が必要になれば、トータルコストはかえって高くつくでしょう。
術前の検査やカウンセリングが不十分だった
インプラント治療の成否は、術前の診査診断で8割決まると言っても過言ではありません。CT撮影で骨の状態を詳しく調べず、パノラマX線だけで手術に踏み切るクリニックでは、骨量不足に気づかないまま埋入してしまうリスクがあります。
また、患者の全身疾患や服薬状況の確認が甘いと、術中・術後のトラブルにつながりかねません。カウンセリングで疑問点を解消できなかった場合は、セカンドオピニオンを検討するべきです。
術後のメンテナンスを怠った
インプラントは入れたら終わりではなく、むしろその後のケアが重要です。天然の歯と同様に、インプラント周囲にも歯周病に似た「インプラント周囲炎」が発症します。
定期的なメンテナンスを受けずに放置すると、インプラントを支える骨が溶けてしまい、最悪の場合は脱落することもあります。忙しい夜職の方でも、3〜6か月に一度の定期検診は欠かさないようにしましょう。
自分の歯を失った原因を放置したまま治療した
虫歯や歯周病で歯を失ったにもかかわらず、その原因を治療しないままインプラントを入れても、同じ問題が再発するリスクがあります。
特に歯周病は「沈黙の病気」と呼ばれ、自覚症状がないまま進行することが多い疾患です。残っている歯の歯周病治療を先に行い、口腔内全体の環境を整えてからインプラント治療に進むべきでしょう。
夜職でもインプラントをおすすめできるケース

ここまでリスクばかり述べてきましたが、条件が整えばインプラントは非常に優れた治療法です。夜職の方でもメリットを感じられるケースを紹介します。
前歯など見た目に直結する部分を失った場合
キャバクラやクラブで働く方にとって、前歯の欠損は致命的です。入れ歯は取り外しの手間があり、ブリッジは隣の健康な歯を削る必要があります。
インプラントであれば、審美性と機能性を両立でき、お客様の前で自信を持って笑顔を見せられるようになります。
禁煙や節酒に取り組む意志がある場合
喫煙や過度の飲酒がインプラントのリスク要因であることは前述のとおりです。逆に言えば、治療を機に生活習慣を改善する覚悟があれば成功率は格段に上がります。
禁煙外来の利用や電子タバコへの切り替えなど、完全禁煙が難しくても減煙から始めることで、口腔内の血流は改善していきます。
信頼できる歯科医院を見つけられた場合
インプラント治療の成否は、担当医の技術と経験に大きく左右されます。症例数が多い医院ほど、骨の状態や口腔環境が異なるさまざまなケースを経験しており、患者様一人ひとりの状態に応じた柔軟な対応ができる可能性が高くなります。
また、歯周病専門医が連携している医院であれば、インプラント周囲炎の予防や治療にも強みを発揮します。
長期的な視点でコストパフォーマンスを考えられる場合
インプラントは初期費用こそ高額ですが、適切にメンテナンスすれば10年、20年と長持ちします。入れ歯のように作り直しが必要になったり、ブリッジの支台歯がダメになって再治療が必要になったりするリスクが低い点は、長い目で見れば経済的とも言えます。
夜職で稼げる年齢には限りがあるかもしれませんが、歯は一生使うものです。将来を見据えた投資として捉えることも大切です。
インプラント治療で後悔しないための歯科医院の選び方

夜職の方がインプラント治療を受ける場合、特に慎重に医院を選ぶ必要があります。チェックすべきポイントを具体的に解説します。
実績と経験が豊富な歯科医師を選ぶ
インプラント治療は外科的な処置を伴うため、担当医の技術と経験が治療結果を大きく左右します。医院を選ぶ際は、年間のインプラント症例数や、これまでにどのようなケースを手がけてきたかといった実績に注目することが重要です。
特定の資格の有無だけで判断するのではなく、多くのインプラント治療を継続的に行っている医院ほど、さまざまな症例に対応してきた経験と判断力を備えていると考えられます。症例数が豊富な医院は、治療計画の立案から手術、術後のフォローまで一貫した対応が期待できるでしょう。
使用するインプラントメーカーを確認する
インプラントには多くのメーカーが存在しますが、世界的にシェアが高く長期の臨床データがあるのは、ストローマン(スイス)やノーベルバイオケア(スウェーデン)などの老舗メーカーです。
これらのメーカーのインプラントは、万が一転居してもパーツの入手がしやすく、他院での対応も受けやすいというメリットがあります。格安クリニックで使われることの多いマイナーメーカーの製品は、将来的なメンテナンスに不安が残る場合もあります。
CT撮影など精密検査を実施しているか確認する
安全なインプラント治療には、3次元のCT画像が欠かせません。骨の厚みや神経の走行位置を正確に把握することで、適切な埋入位置と角度を決定できます。
CT撮影をせずに2次元のパノラマX線だけで手術を行うクリニックは、トラブルのリスクが高いと考えた方がよいでしょう。
保証制度とアフターフォロー体制を確認する
信頼できるクリニックでは、インプラント本体や上部構造に対する保証制度を設けています。5年保証、10年保証など内容はさまざまですが、保証条件として定期検診への通院を義務付けているケースが多いでしょう。
保証内容とともに、術後のメンテナンス費用や頻度についても事前に確認しておくと安心です。
夜間・休日診療の有無を確認する
夜職で働く方は、日中の通院が難しいケースも少なくありません。土日祝日の診療や、平日夜間の診療を行っているクリニックであれば、無理なく通院を続けられるでしょう。
また、緊急時の連絡体制が整っているかどうかも重要なポイントです。
インプラント以外の選択肢も検討しよう

インプラントが最善の選択とは限りません。状況によっては、他の治療法が適している場合もあります。
ブリッジという選択
欠損した歯の両隣に健康な歯がある場合、ブリッジも有力な選択肢です。両隣の歯を削って土台にし、橋渡しのように人工歯を被せる方法で、保険適用も可能なため費用を抑えられます。
ただし、健康な歯を削ることへの抵抗がある方や、両隣の歯の状態が悪い場合には不向きです。
入れ歯という選択
「40代で入れ歯なんて」と抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、最近の入れ歯は進化しています。金属のバネが見えないノンクラスプデンチャーなど、審美性に配慮した製品も登場しています。
インプラントに比べて費用が抑えられ、外科手術が不要な点はメリットです。まずは入れ歯で様子を見て、将来的にインプラントを検討するという選択もあり得るでしょう。
奥歯は放置するという選択も
一番奥の歯を失った場合、必ずしも補う必要はないとする考え方もあります。噛み合わせの相手となる歯がない、または他の歯で十分に噛める場合は、治療しないという選択も一つです。
ただし、歯並びや噛み合わせに悪影響が出る可能性もあるため、担当医としっかり相談したうえで判断すべきでしょう。
夜職でインプラント治療を受ける際の注意点

最後に、夜職で働きながらインプラント治療を受ける際の実践的なアドバイスをまとめます。
手術のタイミングは慎重に決める
繁忙期を避け、できれば3〜5日程度の連休が取れるタイミングで手術を受けるのが理想的です。腫れや痛みのピークは術後2〜3日目なので、その期間は接客を避けられるようスケジュールを調整しましょう。
術後の禁酒期間を事前にお店に相談しておく
術後1週間程度は飲酒を控えるよう指示されることが多いため、事前にお店側に事情を説明しておくとスムーズです。「持病の治療で一時的に飲めない」といった説明でもよいでしょう。
仮歯の期間を上手に活用する
インプラントの最終的な人工歯が完成するまでの間、仮歯を装着する期間があります。審美性は本物には劣りますが、接客に大きな支障が出ることは少ないはずです。この期間に骨とインプラントがしっかり結合するよう、体調管理に気を配りましょう。
定期メンテナンスを習慣化する
インプラントを長持ちさせる鍵は、定期的なメンテナンスにあります。忙しい夜職の方でも、3〜6か月に一度の通院を習慣にしてください。インプラント周囲炎は早期発見・早期治療が大切です。
まとめ
夜職で働く方にとって、インプラントは歯を失った際の有力な治療選択肢です。しかし、喫煙やアルコール、不規則な生活習慣がリスク要因となることや、術後のダウンタイムが仕事に影響する可能性があることは理解しておく必要があります。
「インプラントはやめた方がいい」と一概に言えるわけではありませんが、安易な判断は禁物です。信頼できる歯科医院を選び、十分なカウンセリングと検査を受け、自分のライフスタイルに合った治療計画を立てることが、後悔しないための第一歩となります。
インプラント治療を検討している方は、本記事を参考にしながら、複数の医院でカウンセリングを受けてみることをおすすめします。焦らず、納得のいく選択をしてください。









