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2021.12.11

歯並びが悪くなる原因とその対策について②

前回のブログで歯並びが悪くなる原因の一つ目を書きました。そちらをまだ読まれてない方は、合わせてお読みください。

 

歯並びが悪くなるもう一つの原因は、悪習癖です。

悪習癖とは、無意識にしてしまっている歯並びに悪影響を及ぼすクセのことです。

そのクセとは、口唇閉鎖不全(口が開きっぱなし)、口呼吸咬唇癖(唇を咬む癖)、咬爪癖(爪を咬む癖)指しゃぶりなどで上顎前突(出っ歯)になりやすくなります。

また、舌突出癖(水を飲むときなどにベロを前に出す癖)、低位舌(ベロの位置が常に下の歯の裏側にある癖。通常は上の前歯の後ろの端から2mmほどのど側にある切歯乳頭というところにベロはあります。)、顎を前に出す癖などがあると下顎前突、反対咬合(受け口)になりやすくなります。

そして、口呼吸咬唇癖咬爪癖指しゃぶり歯ぎしりの癖がある方は、開咬(上下の前歯が当たらない)空隙歯列(すきっ歯)になりやすくなります。

最後に、頬杖、うつぶせ寝、片咬みの癖(片方の奥歯ばかりを使う癖)がある方は、顎偏位(顎が横にずれている)になりやすくなります。

 

これらの癖は小さいうちであれば、その癖をやめれば、自然と歯並びは改善されることがあります。

 

大人であれば、歯並びを治すには矯正が必要になります。

ただ、矯正で歯並びが整ったとしても、これらの癖が続いている場合は、せっかく治した歯並びも元に戻りやすくなってしまいます。

また、これらの癖はずっと続けているとどんどん歯並びも今以上に悪化していくことがあります。

 

心当たりがある方は早めに改善しておいた方が良いです。

 

ついつい無意識にしてしまう癖なので、これを治すには本人の強い意志周りの人の協力が必要になってきます。

もし、お子さんがその様な癖がある場合には、優しく注意してあげて下さい。

 

また、鼻が悪くて口呼吸や口唇閉鎖不全なのであれば、耳鼻科でしっかり治療してもらった方が良いです。

口呼吸であると、通常外から体内に入ろうとする菌は、鼻毛がシャットアウトしてくれるのですが、口呼吸だとすぐに体内に入ってしまい、病気にかかりやすかったり、アレルギー体質の方が多いです。

 

もし6歳以下のお子さんで乳歯でも反対咬合(下の歯が上の歯より前にある方)であれば、早期の治療が大切です。

6歳頃から下の顎の成長期に入るので、下の顎はどんどん成長していきます。将来矯正をして歯並びを治すことは出来ても、前に出てしまった顎は治りません。それを治すには顎を切って後ろに下げるなど、外科的な治療が必要になります。

顎の成長が始まる前であれば、夜寝る時に顎やベロの位置を正すマウスピースをくわえるだけで、治ることがほとんどです。

上の歯は唇側から永久歯は出てきて、下の歯は舌側から生えてくるので、元々乳歯の時に反対咬合でも、永久歯に生え変わると治ってることもありますが、基本的には、乳歯のある位置目掛けて永久歯は出てくるので、もし逆のままであれば、治療が大変難しくなります。

 

当院では、小児矯正、成人矯正、マウスピース矯正、部分矯正など幅広く行っており、随時無料相談も行っております。

小児矯正は歯並びを整えるだけではなく、顔面の成長に大きく影響を与えます。

正しく顎を成長させて、悪習癖がなくなれば、自然と歯並びは綺麗になり、より美男美女の顔貌になっていきます。

何か気になることがありましたら、ぜひお気軽にご相談下さい。

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