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2026.01.07

矯正中に口臭が気になる原因とは?今日からできる効果的な対策を解説

歯列矯正を始めてから、「なんだか口臭が気になるようになった」と感じていませんか。
矯正治療中は装置の影響でお口の中の環境が変わりやすく、口臭が発生しやすい状態になります。
しかし、原因を正しく理解し、適切なケアを行えば口臭を予防・改善することは十分に可能です。

本記事では、矯正中に口臭が発生する原因をくわしく解説するとともに、ワイヤー矯正・マウスピース矯正それぞれに合った効果的な口臭ケアの方法をご紹介します。


矯正中に口臭が発生しやすい5つの原因

矯正治療中は、通常の状態よりも口臭が発生しやすくなります。
その主な原因を5つに分けて解説していきましょう。

1. 矯正装置に食べかすや歯垢が溜まりやすい

ワイヤー矯正の場合、ブラケットやワイヤーの周囲には食べかすが詰まりやすく、通常の歯磨きだけでは除去しきれないことがあります。
特にブラケットの隙間やワイヤーの下部分は歯ブラシが届きにくい箇所です。

残った食べかすは時間の経過とともに歯垢(プラーク)へと変化し、細菌の温床となります。
細菌が食べかすや歯垢を分解する際に発生するガスが、不快な口臭の原因となるのです。
マウスピース矯正の場合も、アライナーと歯の間に食べかすが入り込むことがあり、同様に口臭の原因になりえます。

2. 口腔内が乾燥しやすくなる

矯正装置を装着していると、口を完全に閉じにくくなったり、無意識のうちに口呼吸になったりすることがあります。
口腔内が乾燥すると唾液の分泌量が減少し、細菌の繁殖を抑える自浄作用が低下してしまいます。

唾液には抗菌作用があり、口臭の原因となる細菌の増殖を防ぐ役割を担っています。
唾液量が減ることで細菌が増えやすい環境になり、結果として口臭が強くなる傾向にあるのです。

3. 歯肉炎・歯周病のリスクが高まる

矯正装置の周囲に歯垢が蓄積すると、歯ぐきに炎症が起こりやすくなります。
歯肉炎や歯周病になると、歯ぐきから出血したり膿が出たりすることがあり、独特の強い口臭を発生させる原因になります。

矯正中は特に歯と歯ぐきの境目の清掃が難しくなるため、意識的にケアしないと歯周病が進行するリスクが高まるでしょう。

4. 矯正器具自体に臭いが付着する

ワイヤー矯正で使用するゴムリングやブラケット、マウスピース矯正で使用するアライナーには、長時間装着していると臭いが付着しやすい性質があります。

特にマウスピースは、唾液や細菌が付着したまま放置すると雑菌が繁殖し、強い臭いを発することもあります。
ワイヤー矯正のゴム部分も、カレーやコーヒーなど色素の濃い飲食物の影響を受けやすく、臭いの原因となることがあります。

5. 舌苔の増加

矯正装置があることで舌の動きが制限されたり、口腔内の自浄作用が低下したりすると、舌の表面に舌苔(ぜったい)が溜まりやすくなります。

舌苔は細菌や食べかす、古くなった粘膜細胞などが舌の表面に堆積したもので、口臭の大きな原因の一つです。
舌が白っぽく見える場合は、舌苔が蓄積しているサインかもしれません。


ワイヤー矯正中の口臭対策

ワイヤー矯正では、ブラケットやワイヤーという複雑な構造の装置が歯に固定されているため、丁寧なケアが欠かせません。
効果的な口臭対策を見ていきましょう。

矯正用歯ブラシを活用する

通常の歯ブラシに加えて、矯正用に設計された歯ブラシを併用することをおすすめします。
山型カットや谷型カットなど、ブラケット周りを磨きやすい形状のものが市販されています。

ブラケットの上下を分けて磨くイメージで、毛先を斜め45度に当てながらこまめにブラッシングしましょう。
1本の歯を複数の方向から磨くことで、装置周りの汚れを効率よく除去できます。

歯間ブラシ・フロスを毎日使う

ワイヤーの下や歯と歯の間は、歯ブラシだけでは十分に磨けない部分です。
歯間ブラシやデンタルフロス(矯正用のフロススレッダーを使うと便利)を活用して、毎日のケアに取り入れてください。

特にワイヤーの下部分は食べかすが溜まりやすいポイントのため、歯間ブラシでしっかりと汚れをかき出すことが大切です。
サイズは歯科医院で自分に合ったものを相談するとよいでしょう。

マウスウォッシュで仕上げる

ブラッシング後にマウスウォッシュ(洗口液)を使用すると、歯ブラシが届きにくい部分の細菌を減らす効果が期待できます。
殺菌成分が配合されたものを選ぶと、口臭予防により効果的です。

ただし、マウスウォッシュはあくまで補助的なケアであり、歯磨きの代わりにはなりません。
必ずブラッシングを行った上で使用するようにしてください。

定期的な調整時にクリーニングを受ける

矯正治療中は定期的に歯科医院でワイヤーの調整を行います。
その際に、歯科衛生士によるプロフェッショナルクリーニングを受けることで、自分では取りきれない歯垢や歯石を除去してもらえます。

特にワイヤー交換のタイミングでは、普段磨けない部分までしっかりとクリーニングしてもらえるため、口臭予防に非常に効果的です。


マウスピース矯正中の口臭対策

マウスピース矯正(インビザラインなど)は取り外しが可能なため、ケアしやすいというメリットがあります。
しかし、正しい方法でケアしないと口臭の原因になることもあります。
適切な対策を確認しておきましょう。

マウスピースの洗浄を毎日行う

マウスピースは1日20時間以上装着するため、唾液や細菌が付着しやすい環境にあります。
取り外すたびに流水で洗い流し、1日1回は専用の洗浄剤や中性洗剤を使って丁寧に洗浄することが重要です。

注意点として、熱湯での洗浄は変形の原因となるため避け、ぬるま湯か水を使用してください。
また、歯ブラシでゴシゴシとこすると細かい傷がつき、そこに細菌が繁殖しやすくなるため、やさしく洗うことを心がけましょう。

装着前に必ず歯磨きをする

食事後にマウスピースを装着する際は、必ず歯磨きを済ませてからにしましょう。
食べかすが歯に残ったままマウスピースを装着すると、汚れが歯とマウスピースの間に閉じ込められ、細菌繁殖の温床となります。

外出先で歯磨きが難しい場合は、最低限うがいをしてから装着するか、歯磨きシートで汚れを拭き取ってから装着するようにしてください。

マウスピース専用の洗浄剤を使う

市販されているマウスピース専用の洗浄剤(タブレットタイプや泡タイプなど)を使用すると、細菌を効果的に除去できます。
週に数回は洗浄剤に浸け置きして、しっかりと除菌することをおすすめします。

また、専用のケースに保管する際は、ケース自体も清潔に保つことを忘れずに。
ケースが不衛生だと、せっかく洗浄したマウスピースに再び細菌が付着してしまいます。

装着中も水分補給を心がける

マウスピース装着中は唾液の循環が妨げられ、口の中が乾燥しやすくなります。
こまめに水を飲んで口腔内の乾燥を防ぐことが、口臭予防につながります。

ただし、マウスピースを装着したまま糖分を含む飲み物やコーヒー・紅茶などを飲むと、虫歯や着色の原因になるため注意が必要です。
水以外の飲み物を飲む際は、マウスピースを外してから飲むようにしましょう。


矯正中の口臭を予防する日常習慣

装置の種類を問わず、日頃から意識しておきたい口臭予防のポイントがあります。
毎日の習慣として取り入れることで、矯正中でも清潔な口内環境を保つことが可能です。

  • こまめな水分補給で口腔内を潤す
    口の中が乾燥すると唾液の自浄作用が低下します。特に起床時や運動後、緊張する場面などは意識的に水を飲みましょう。

  • 舌ブラシで舌苔をケアする
    1日1回、舌ブラシや舌クリーナーを使って舌の表面をやさしく清掃します。奥から手前に向かって、軽い力で数回なでるようにケアしてください。

  • 食事内容にも気を配る
    ニンニクやネギ、アルコールなど臭いの強い食品は口臭を悪化させやすいため、人と会う前は控えるなど工夫しましょう。
    また、よく噛んで食べることで唾液の分泌が促進されます。

  • 鼻呼吸を意識する
    口呼吸は乾燥を招き、口臭の原因となります。
    日中は鼻呼吸を心がけ、就寝時の口呼吸が気になる場合は防止テープの活用も検討しましょう。


口臭が改善しない場合は歯科医院へ相談を

セルフケアを続けても口臭が改善しない場合は、歯周病や虫歯など、別の原因が隠れている可能性があります。
また、内臓疾患や全身の病気が原因となっているケースも稀にあるため、気になる場合は早めに歯科医院を受診しましょう。

歯科医院では、口臭の原因を専門的に診断し、適切な治療やアドバイスを受けることができます。
矯正治療中の定期検診の際に、口臭について相談してみるのもおすすめです。

矯正治療が終われば、歯並びが整うことでブラッシングがしやすくなり、口臭が自然と改善することも少なくありません。
治療中の一時的なものと捉え、正しいケアを継続していくことが大切です。


まとめ

矯正中に口臭が気になる原因は、装置による汚れの蓄積や口腔内の乾燥、歯周病リスクの上昇などさまざまです。
しかし、日頃から丁寧なオーラルケアを心がけ、装置の種類に合った対策を実践することで、口臭を効果的に予防・改善できます。

ワイヤー矯正の場合は矯正用歯ブラシや歯間ブラシを活用し、マウスピース矯正の場合は装置の洗浄と装着前の歯磨きを徹底しましょう。
また、水分補給や舌苔ケア、鼻呼吸の意識といった日常習慣も口臭予防に効果的です。

それでも改善しない場合は、歯科医院での専門的なクリーニングや診断を受けることをおすすめします。
矯正治療中も清潔な口内環境を保ち、安心して理想の歯並びを目指していきましょう。

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